6.テスト

2008.11.29 11:55

No.6 新作ソフトのテスト
 
そんなこんなで、新作ソフトのテストが始まった。
 
新作ソフトのテストをおこなうのは、まったくの初心者。
初心者だから、自分のクセというものがない。
自分のやり方を持っていないので、純粋にソフトのテストができるはずだ。
ということで、テストが始まった。
  
テストの前に、基本的な準備から。
証券会社の選定、契約、そしてシステム導入。
時間がかかるので、その間に日経平均の大きな動きのお勉強。
 
まず、インターネットで過去10数年間の動きを自分で把握してもらう。
何年上げて、何年下げて、何年上げて、今、何ヶ月下げたところ・・・
下げ始める時の、移動平均との関連性をしっかりと身につける。
人から聞いた話など、身につくわけもないので、ヒント以外は教えない。
こうこう、こうなると、相場は下げ始める、という点がわかるまで。
株を持っていてはいけない(局面)がわかれば、大きな失敗はしないはず。
こういった感じで、過去の株価動向が多少わかり始めたら、次へ。
 
証券会社のシステムを使って、日経225先物の勉強。
最初は、紙の上での練習、そして先物ミニでの実践練習。
「上り始める時、教えてください。」、ときたので、1分足を作ってみた。
このシステムは先物だけでなく、個別株のデイトレに、後日役立った。
もともとあった時間足のデジタル解析と組み合わせると、かなり使える。
上り始めるまで、あと3分、あと2分、あと1分。
これはうまくいった。ただ、人に教えるのは結構面倒。
 
先物がある程度理解できたので、次は個別株取引。
最初はデイトレ
銘柄は、こちらで指定。
先物をやった後なので、ゆっくり動く個別株はわりと簡単にマスターできた。
ほおっておいても、一人でこつこつ稼いでくれるので、これはいい。
上り始めのタイミングを連絡すると、利益が急増した。
初心者が、株式投資を初めて3ヶ月なのに毎月プラスになっている。
うまくいったのは、小額投資だったからだと思う。
大金を動かしていたら、心が揺れて、こうはならなかっただろう。
 
デイトレが出来るようになったので、次はスイングトレード
まず、数日間値上がりしそうな銘柄を選び出さなければならない。
ベテランには、そんなに難しい話ではないのだが・・・
しかし、初心者にはどうしようもないくらい難しいことらしい。
そこで、「あした、上る株、教えて」、と連絡がきた。
 
頼まれれば作るしかないでしょう、ということで、いろいろ考えてみた。
まず、業種分析のソフトを作って、業種を絞り込んでおいてから
あした、上る株を出してみた。
これが全然受け入れてもらえなかった。
名前を聞いたこともない会社の株は、買う気にならないらしい。
理解できない業種の株は買わない、とウォーレンバッフェト氏も言っていた。
それで、売買代金上位の中から、人気の銘柄を30数社選んでみた。
 
誰でも知っている有名企業なら、わかりやすいだろう。
そして、その中から、あした上る株を割り出せばいい。
割り出した銘柄の、3日後までの動きを予測し、表にした。
 
 買い付けのときはこんな感じ。
 
   9984 ソフトバンク
__上昇開始_上昇中_天井圏_下降開始_下降中_底値圏
日付__*
日付______*  
日付______*
日付__________*
 
 手仕舞い用はこんな感じ。
 
   9984 ソフトバンク
__上昇開始_上昇中_天井圏_下降開始_下降中_底値圏
日付______*  
日付__________*
日付__________*
日付_______________*
 
先日ソフトバンクが5日ほどストップ高をつけた時、予測通り売買したようだ。
このときのことは、試験的にブログに書き込んでおいた。
 
つづく
 
( 2008.11.30 カッコ内、一部修正 )